よくあるボイトレ相談まとめ
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LINE@などでいただいた質問に回答しておりますので、ご自身の悩みの同じ内容を探してみてください。
こちらを再生すると他の回答動画の一覧リストも出てきます↓
発声関係の質問
一般
普段自分の声を録音して聴く機会があまりないので、初めて自分の録音された声を聴いてびっくりするのは当たり前のことです。
私たちが普段聞いている自分の声は、口から出て空気を伝って耳に届く音(気導)と、内側の骨を伝って聞こえる音(骨導)の2つの要素が混じっています。
耳を塞いで声を出すときに内側から聞こえる自分の声が骨導で聞こえる声です。
他人から聞いた自分の声は気導で伝わる声ですので、聴こえ方が違ってきます。
ただ大事なのはその事実に気づくことにあります。そのギャップに気づくことで自分の声を客観的に評価できるようになります。
録音した自分の声と主観で捉えた自分の声のギャップを埋めていくようにしていきましょう!
脱力した発声は多くの人が抱える課題の一つです。特に高音でも喉の脱力は難しい所だと思います。
脱力した発声ができるようにするためには結局のところ高い音を効率よく出すための声帯のコントロールができていないといけません。
よくアドバイスとして「とにかく脱力を意識して発声すること」を言われますが、
無駄な力みが入らないように意識しながら発声の練習を続け、声帯と息のバランスの取り方を工夫しコントロールが上手くなっていくとともに、高音も楽に出せるようになることを狙ったアドバイスになります。
声帯の使い方を工夫せずなんとなく発声をし続けても何も変わりません。
どうやったらより高い所が綺麗に出るかを工夫を重ねないと成長しません。ですので僕がおすすめする考え方としては、「まずは力んでいてもいいので高い所を当てられるようにする、それから少しずつ力みを取っていく」ということです。
以下の動画もぜひ参考にしてみてください
喉の開き方に関して結構勘違いをされる方が多いので、まずはこの動画の内容を観ていただきたいと思います。
上の動画を見ていただいた上で、
喉の空間を開いた感覚についてはこちらの動画を参考にしてください
こちらの再生リストに初心者に取り組んでいただきたい基礎の内容を解説した動画をまとめております!
どんな歌手でも発声の基礎はみんな一緒です。この質問に対する僕の考え方を動画で回答しておりますので参考にしてください!
これは初心者によくある間違いですが、
家などの静かな空間で歌う場合は小さい声で歌っても、響いて大きく聞こえるので本来出すべき声量に達してなくても良さそうに聞こえてしまいます。
高い音に関しても口ずさむ程度のヘッドボイスで楽に高い音出てる!と思っても、実際には全然強い声になってません。そこにまず気づいてほしいと思います。
基本的にはカラオケで使える声を基準に考えてください。
こちらの動画も参考にしてください
スポーツに置き換えて考えてみましょう!
もしまだ綺麗なバランスで発声ができてないで毎日6時間ずっと練習し続ける場合
スポーツで言うと初心者の状態で正しい身体の使い方ができていないので、怪我をしやすく、それが毎日蓄積してしまう恐れがあります。
だから毎日練習しようと思っても休憩する日が必要になってきます
綺麗なバランスの発声ができていたとしても、初心者に比べて怪我はしにくいですが、
長時間歌っていると歌が上手い人でもガタが来る場合もありますし、声が枯れたりすることも普通です。
ですので、今の自分の発声レベルと相談しながら、自分はどこまでやると声が崩れてしまうのかをちゃんと把握して練習することが大切です。
そして普段から健康的な発声を心がけて基礎を固めていきましょう!
音程・リズム関連
こちらの動画でリズムを取る練習をしましょう!
音感を鍛えていくためにはピアノでスケール練習をすることが必要です。
スケール練習を通して音と音の間隔を感じ、少しずつ音感を鍛えていきます。
この動画の中でやってるスケール練習をやってみてください!
地声関連
音域を伸ばすためには発声の基礎を固めることが必須です。
質感の良い発声ができないと効率よく音域も伸びません。
地声の範囲であれば、
- 声を響かせる感覚を掴めているか?
- 強すぎず、弱すぎずの声帯閉鎖バランスで発声できているか?
自分の今の課題点は何かを明確にし、課題を一つ一つ解決していくことから始めていただきたいと思います。
その上でこちらの動画を参考に練習してみてください
自分の声帯閉鎖のコントロールができるように練習する必要があります。
こちらの動画の内容を練習してみてください
裏声関連
喉に力みが入りすぎてしまってるかもしれません。
ファルセットを出すためには喉はリラックスさせる必要があります。
こちらの動画を参考に練習してみてください!
こちらの動画を参考にしてみてください
裏声が単発で綺麗に出せているのであれば、まずはゆっくりでいいので地声と裏声の裏返り自体が出来てるか確認してください。
裏返りができてるなら、歌のフレーズの中の裏返る部分だけゆっくりと歌ってみて、切り替える感覚を掴んでいきます。そこから少しずつ速くできるように練習してください。
裏声に切り替えるタイミング、裏声の感覚、喉の力みなどに注目して練習しましょう!
ミックスボイス関連
ミックスボイスとは「地声発声とヘッドボイス発声の繋がり」のことを言います。
地声のみでは限界がある音域も、ヘッドボイスと上手く繋げることで声の裏返りもなく高音まで伸ばせるようになります。
高音を綺麗な響きでかつ力強く歌っていくために必要な技術の一つです。高音を出すためだけでなく、いろんな声の音色を調節できるようになり、表現力の向上にも繋がります。
詳しくはこちらの記事を読んでください
ミックスボイスの本質は声帯をいかにうまくコントロールできるかが重要になってきます。
声帯閉鎖をコントロールして上手く息漏れ感を調節したり、声の音色を調節したりとある程度柔軟なコントロールだ出来るようにならないと、地声からヘッドボイスへの声帯移行は難しいです。
こちらの動画を参考に練習してみてください!
声区融合の練習はあくまでも声帯の移行の感覚を掴むまでの段階になります。ポップスの曲を歌う場合にはもっと地声の音域を高音まで引っ張っていく場合が多いです
E4~A4あたりの音域が一番ネックとなる部分ですが、多くの曲はA4の高さでも結構地声感が強く出てます。
B4、C5あたりになってくるとヘッドボイス感が強くても違和感は少ないですが、これを考えるともっと地声自体の音域を伸ばして、かつ綺麗にヘッドボイスに繋げられないと、今のポップス歌手のようなバランスにはなかなか持っていけません。
またヘッドボイス自体ももっと太く出す必要があります。薄っぺらいヘッドボイスではなく強く響いて太さのあるヘッドボイスに繋げていくことでミックスボイス自体も太さが増してきます。
自分ではなかなか判断が難しい所だと思いますが、
地声をもっと鍛えないといけないのか、それとも、ヘッドボイスをもっと鍛えないといけないのか
今の現状を分析して今取り組むべき課題を把握しましょう!
ミックスボイスは高等な声帯のコントロールが必要になりますので、地声とヘッドボイスそれぞれが柔軟にコントロールできるようにならないといけません。
確認の目安として、
音域的に地声のみで歌える曲で、ちゃんと伸びのある綺麗な響きの声で歌えるかどうかを確認してみてください。
(自分で判断が難しい場合はある程度詳しい人に歌声を聴いてもらった方がいいです)
ちゃんと発声の基礎が出来ていれば、楽に出せる音域なら歌が上手い人のように聴き心地の良い伸びのある声が出せると思います。
伸びが悪い、苦しそうに聞こえる場合は、まだ何かしら発声の問題が残っていて効率の悪い発声になっているということです。
それならまずはそこから改善していくべきです。
ヘッドボイスに関しても一緒で、響きの弱いヘッドボイスになってると、ミックスボイスは地声からヘッドボイスの繋げていくわけですので、声はどんどん弱い響きの方向に行きます。
まずはある程度響きもあり、綺麗で太さのあるヘッドボイス発声をできるようにすることも必要です。
低音域でまだ問題が残ってる状態で高音に挑戦しても綺麗に伸びていかない!ということを理解して練習に取り組んでください
なかなか自分では判断が難しい部分だと思いますが、よくボイトレ相談の方でこの質問をして音声を送ってくる人の大半は、ヘッドボイスをミックスボイスと勘違いしてることが多いです。
僕が動画で例えとして出してる「マリオの高い声」です。ファルセットみたいに息漏れが強くなく芯が少しあって、地声とも違う声質で比較的楽に高い音が出るからこれが「ミックスボイスか!?」と初心者の方は思いがちですが、それはヘッドボイスです。
そのヘッドボイスと地声を繋げていかなければいけません。
- 地声とヘッドボイスが繋がっていない
- 十分な声量で発声していない
- 声が綺麗に力強く響いていない
どれかが当てはまってる場合はしっかりとしたミックスボイスになってるとは言えません。
自分の課題を把握してじっくりステップを踏んでミックスボイスを習得しましょう!